還暦 ~精神年齢40歳~

京都でのあふれる想い、出身新潟

一人十色(ひとりといろ)

おはようございます。

 

32年前接客業に転職した際に出会った言葉です。十人十色は良く知られています。しかし一人の人間も、その置かれた状況により色々感情が変化するという意味です。

 

私は今でもよく覚えており、その先輩講師のお顔すら今でも目に浮かぶようです。とても含蓄のある良い言葉だと思ったのです。

 

ところがそれ以来30年以上この言葉を聞いたことがありません。不思議でした。なぜ他の方が誰も口にしないんだ、と。

 

「いらすとや」はイラストレーターの仕事を奪っているのか

https://www.irasutoya.com/

 

私なりの答えーーー

忖度・空気を読む・顔色を伺う・同調圧力・和を尊ぶ・みんながそう言っている・長いモノには巻かれろ・寄らば大樹の陰・出る杭は打たれる・雉も鳴かずば撃たれまい・口は禍の元・物言えば唇寒し秋の風・「あいつもバカだなー」etc.。

 

私たちは常にお客様のご機嫌を伺い、上司や組織内の実力者の顔色を観て、子供なら親の気分を察知して行動しています。「一人十色」などは言われなくても、空気の様にそこにある日本人の行動原理なのかも知れません。

 

還暦過ぎてこんなことに気が付くなんて………。