還暦 ~精神年齢40歳~

京都でのあふれる想い、出身新潟

「かつ丼食うか?」

おはようございます。

 

高校生まで「太陽にほえろ」・「Gメン’75」・「噂の刑事トミーとマツ」・「特捜最前線」などの刑事ドラマを良く見ていました。

 

取調室で刑事が被疑者の供述を引き出すためにかつ丼を食わせる場面は、どの刑事ドラマにあったのか思い出せません。でも確かに腹を空かせた若い被疑者がかつ丼をむさぼり喰う場面はあったように思います。初めはやせ我慢をしていた被疑者が、刑事に「いいから、我慢せず食え」などと言われたあとかつ丼を食べるのです。そしてその後素直に供述するパターンです。

 

かつ丼のシーンは無かったかも知れませんが、「太陽にほえろ」には露口茂さん演じる”落としの山さん”と呼ばれる刑事がいました。

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私は20年以上前交通違反赤切符を切られ取調室に入ったことがありますが、とても狭い部屋で小さい机を前に取調官1人と対面しました。

 

西部警察」では刑事が取調室で銃口を被疑者に向け「お前一人殺したって始末書1枚で済んでしまう」などと供述をせまるシーンもありましたが、当時からどうも好きになれませんでした。

西部警察をfuluで見返してみると脚本の粗さがとても目に付きます。あれだけ金をかけたドラマなら、アクションシーンを売りにしていたとしてももう少し丁寧な物語が作れたと思います。

 

 

現在刑事ドラマは2時間の特番だけを録画し観ています。1時間の通常枠でも十分面白いのでしょうが、毎週観る時間はありません。

 

ハラスメントや可視化など時代により新しい概念が生まれました。これは良いことだと思います。刑事ドラマも変化しています。

違法に集められた証拠は証拠として認められないことは広く知られるようになっています。法を犯す人間を、法に従って追い詰めなければなりません。取り調べる側には大変なことなのかもしれませんが、それは絶対です。

 

刑事ドラマのヒーローは完全に正義を背負っていましたが、これは逆からみると”国家”が一人の国民(人間)に疑いをかけることでもあります。国家を前にした個人は弱いです。通常の国民であればの話ですが。